不思議な体験



幽霊の話ではないんですが、不思議な体験を書きます。

これは去年の夏の話です。

週末、当時付き合っていた彼女が遊びにくるという事で、部屋でテレビ観ながら待っていました。
22時くらいになって彼女から電話があり、駅に着いたから迎えにきて欲しいとの連絡がありました。

俺は駅まで歩いていき、彼女と合流、途中コンビニでお菓子とか買って路地を歩いていました。
俺の家に行く途中に、電灯の間隔がやや広い暗い坂道があります。

電灯の合間が10m?くらいあるから、そこは夜になるといつも暗いのですが、そこに差し掛かった時くらいに、鼻がむずむずして指で擦っていたら、なんだか鉄の臭いがするんです。

あれ?なんだろうこの臭い?
と思って手のひらを見ると・・・

血だらけ。

手のひらが一面血だらけなんですよ・・・
実は、この現象は初めてじゃないんです。

俺はこれまでにも何度か交通事故にあう直前とかに手のひらから血が出ることがあったんです。
でも、痛みはほとんど無くて、水で洗えば染みる程度なんですが、なんの前触れもなく血だらけになるんです。

かまいたちって聞いたことありますか?
なんだかそんな表現が一番あってるような現象なんです。

で、話を戻すと
手のひらが血だらけになってる事に彼女も気づいて、「どうしたの!?」と唖然。

でも俺はなんとなく、何か起こる前触れだと予感したので、辺りを見回しました。
車が近づいてないか?とか彼女に何かあったらいけないから歩道の端を歩かせたりとか。

で、家に近くなったとき、間隔の開いた電灯と電灯の間に、気配を感じました。
目を凝らすと、暗闇の中に人間の目がギラギラ光ってるんです。

背筋が凍りつきました。

それは全身が黒くて目だけがギラギラとこちらを見つめてて、微動だにしませんでした。
ただ視線は強く感じましたが、俺は気づいてないフリをしながら彼女と明るい会話をして、そいつとやや距離をおきながら通り過ぎました。

そいつが襲ってきてきても何とかなるように身構えながら通り過ぎていき、やっと家に着きました。
帰宅後、明かりを付けずに窓から坂道を覗くと・・・まだいる!

その黒い人はどうも全身を黒く塗りたくった人間みたいで、何かを待ち伏せしてるようでした。

速攻警察に電話。

詳しい事情を話し、待つ事数十分、坂の上側と下側から自転車できた警察の人に挟み撃ちされた、その黒い男は捕まりました。
どうも、その人は変出者だったみたいなんです。

もし、あの時彼女を一人で家に向かわせてたら、もし手のひらの異変がなかったら、
油断してる内に何か事件に巻き込まれてたんじゃないかと思うと今でもゾッとします。




戻る



このページのURL
hr
友達に教える

ゾッとした話